静岡県知事からのメッセージ

静岡県知事 川勝平太

「安全で安心して暮らせる地域社会」の実現に向けて

 県では、第3次静岡県消費者行政推進基本計画に基づき、消費者被害の未然防止や環境に優しいライフスタイルの確立等、県民の皆様が安全で安心して暮らせる地域社会の実現に取り組んでいます。

 県内における消費者被害の全体の相談件数は減少していますが、高齢者からの被害の相談は依然として多く、被害額は高額になる傾向があります。県では、相談する人が身近にいない、高齢の独り暮らしの方や高齢者のみの世帯の方などの被害を未然に防止するため、市町とともに見守り・声掛け体制の構築を図ってまいります。

 また、令和4年4月から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることに伴い、これまでは成年ではなかった18歳と19歳の若者の知識や経験不足を狙った消費者トラブルの増加が懸念されています。このため、現在実施している、消費者庁が作成した教材「社会への扉」を使った授業に加え、契約等に詳しい専門の外部講師を高等学校へ派遣して、契約やクレジットカードの仕組み、若者が狙われやすい悪質商法の手口とその対処法等について、より理解を深めてもらうための講座を実施してまいります。

 さらに、持続可能な社会の実現のため、モノの背景を知って、人や社会、環境に配慮した選択をする「エシカル」なライフスタイルの普及にも取り組んでまいります。県民の皆様に、SDGsの12番目の目標「つくる責任 つかう責任」を達成するための一つの手段である「エシカル」への理解を深めていただけるよう、県独自に作成したロゴマークや県のポータルサイトを活用した「エシカル」の周知、事業者間のワークショップの開催など、消費者・事業者双方への普及啓発を図ってまいります。

 引き続き、安全で安心して暮らせるくらしの理想郷「美しい“ふじのくに”」の実現に向けて、消費者の視点に立った施策の一層の充実を図ってまいりますので、県民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。

令和2年3月

静岡県知事 川勝平太